☆★☆  「星を借りに。」 ☆★☆



 

もみの木の飾りつけをするために、
夜空にハシゴをかけました。




 銀の植木鉢は、直径2,5センチ(内径)。人物は約1センチです。


人物をドアップにすると……

面長でちょっとおとなしめの人や、ハシゴをまたいでもっと上空へ行こうとするやんちゃな人など、
全部で3人作りました。
   届くかなぁ……。   お、落ちるぅ〜!


・裏話・ 星をつかもうと背伸びしている感じを出したくて、右肩を下げたり、左手を頭に寄せたり、
靴のつま先を下に向けたり、姿勢にけっこう苦労しました〜。
こだわったのは、左手(伸ばしている手)の袖口がズリ落ちているところです。
必死で手を伸ばしているうち、袖が落ちてきて、服にシワが寄っている……ようにしたかったんです。
見えるかな?

あとは、服。
肌がちょっと透けるぐらいのサラッとした服……というイメージで、
夜空の色を微妙に映す淡いブルーを着せたのですが、
粘土を薄くしすぎて肌がスケスケになり、ちょっとエッチな雰囲気に……。
それで、少しだけ厚着になるよう手を加えたりもしました。



地上の部分はですね、家と、もみの木と、
飾りつけ用のカラーボールが入った木箱です。
え? 家より人のほうが大きいじゃないかって??
そ、それはですね……

ほんとはハシゴの長さをこの10倍ぐらいにしたかったんですよ。
空に届くハシゴなんですからねえ。
でもほら、邪魔でしょ。あんまり長かったら。
でね、10倍ぐらいの高さの上空から見た家の大きさなんですねえ、これは。
俯瞰ですね、いわゆる。
いやいや、ほんとですよ。ほんと。




下から見上げた図。


星空のドーム、ただ今せっせと制作中です。1月17日現在。




さてさて、
この作品タイトルには、私の想いを込めました。
なぜに「星を採りに」とか「星が欲しい」とかにせず、「星を借りに。」にしたか、です。
人間って、ステキなものを見つけると「欲しいっ」て思うもんですよねー。
所有欲、それは誰もが持っている本能的な欲求ですよねー。

でも所有欲って、けっこうやっかいな感情を引きおこすじゃぁないですか。
独占欲、とか。
それでね、何でも「借りる」つもりでいられたらいいなぁ〜って思うんです。
べつに「何でも人に借りちゃえ!」っていうんじゃなくて、
今、自分の物だと思っているものも、
それはすべて、一時的に自分の手元にあるだけのものなんだって。

例えば、何か「お気に入り」の物を見つけて購入したとしても、
それは「自分の命がある間、手元に置いておけるよう借りているもの」って。
星の輝きも、
ただそのキラメキやトキメキが胸に届くようにと、
光を借りているって。

そう思ったら、少し心が軽くなったり、
人との距離が縮まったりしませんか。


そんな想いを込めて、この作品を作りました。





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