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日曜エッセイ〜自分の物語を書きませんか〜 (マガジンID:0000103055)
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日曜エッセイ 〜自分の物語を書きませんか〜
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●どんなメールマガジン?
「今年こそ日記を書こう!でも続くかな…」 「エッセイを書きたい!でも何を書けば…」。
そんな貴方へ。
毎週日曜の夜にお届けするこのエッセイを読んで、もし何かのヒントが得られたなら、
ちょっとノートを開いてみませんか。
サラリと軽く、日記感覚で言葉をしたためてみれば、
そのうちきっと、貴方自身のステキな物語が出来あがってゆくことでしょう。
−−これは、エッセイ講座でも日記のお手本でも、誰かのステキな物語でもありません。
私、湧月りろからの“週末エッセイのお誘い”です。
もちろん、読み物としてもぜひお楽しみくださいませ。−−
●いつ届くの?
毎週日曜日の夜にお届けします。
コーヒーでも飲みながら、貴方のこの一週間をゆっくり回想してみてくださいね。
※配信できるよう申請したのが年末休暇にかかってしまったようで、
創刊号は1月19日の発行になります。ご了承くださいませ。
●なぜコレを発行してるの?
「私って何を考えてる人間なんだろう……」
自分のことなのに、なかなかわからないものですよね。
だから、私は書きたい。
“書くこと”ほど、心を整理するのに有効な手段はない、そう思うんです。
自分の心を知れば、悩みや不安に、
そして人生にじっくりと向かい合えるのではないでしょうか。
このメールマガジンを読まれた誰かさんが、
もし、何かを書こうと思ってくださったら……
自分探しのちょっとした楽しみを、その誰かさんと共有できたなら、
それはたぶん私にとって、かけがえのない喜びになると思っています。
●●●バックナンバーはこちらから●●●
↓↓↓
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000103055
●●●サンプル●●●
例えば、こんなエッセイをお届けします。
湧月りろの週刊メールマガジン
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日曜エッセイ 〜自分の物語を書きませんか〜
2003年1月サンプル号
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●●● 我が派手なるスケジュール帳 ●●●
三代目の4色ボールペンを買った。
記念すべき初代4色ボールペンは、プラスティック製のくせに600円もしやがったのだが、
妙に手ざわりが良く気に入って購入。数年間に渡って使っていた。
しかし友人のお尻のポケット内で踏みつぶされ、へし折れた。
二代目は安物ながら、蛍光色の明るいカラーリングに惹かれて買った。
が、色が薄すぎて何が書いてあるかわからないので、失格。
今回の三代目は、ステンレス製のシンプルなデザイン。400円とは思えない重み。
ちょっと大人の雰囲気だ。
これらはすべて、スケジュール帳専用ボールペンである。
私のスケジュール帳選びの条件は、まずカラフルなこと。
どのページにもかわいいイラストなんかが入っていて、色づかいも明るいのがいい。
そこへ、このボールペンの全ての色を駆使し、スケジュールをセッセと書き込んでゆく。
仕事は青、プライベートな予定は赤……という具合だ。
そのうえまだ、ムーミンのシールなんかまで貼ったりする。
結果、ガチャガチャ派手ハデな私の予定表が完成するのだ。
いったい何が嬉しいの?ってなモンである。
嬉しいのではない。どっか不安なのだ、私は。
スケジュール帳に何も書かれていないことが怖いのだ、きっと。
きっと、というのは、自分ではちっともそんなふうに認識していないから。
“何の予定もない休日”があれば嬉しいし、
今日はのんびりできて良かったなぁ〜なんて、心の底から思っているつもりだ。
しかし、それさえもつい、スケジュール帳に書き込んでしまうのである。
“今日はのんびりした”と、緑色のインクで。
クリスマスイブに予定がないのがイヤで、躍起になってインスタント恋人を作る人がいる。
毎日とにかく仕事が入ってないと、気持ちが落ち着かないという人もいる。
スケジュール帳をやたら派手に飾りたてる人も、いる。
みんなたぶん、そこに自分の存在意義を託したいのだ。
明日もあさっても、私にはすべき事がある、求められている事柄がある。
そう確信したい。
何時にどこへ……そんな事だけに、存在意義があるわけじゃない、
それは充分にわかっているつもりでも。
今年の私の新しいスケジュール帳もまた、
三代目の新入り4色ボールペンでカラフルに彩られそうだ。
スケジュール依存症候群……そんな名前が、私には似合うのかもしれない。
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貴方は今年、スケジュール帳を選びましたか。
貴方ならそこへ、何をどんなふうに書き込みますか?
カレンダーは選びました?
4色ボールペンは買いました?(買わないか……)
貴方がそれを選んだ理由って、なんでしょうね。
飾りたてたいものほど、
その裏側には何か隠されているモンなんでしょうか、ね?
by 湧月りろ
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「日曜エッセイ〜自分の物語を書きませんか〜」
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発行者・湧月りろ … メールはこちらです→ ri-ro@mbox.kyoto-inet.or.jp
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●●●創刊号●●●
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日曜エッセイ 〜自分の物語を書きませんか〜
2003年 1月 19日 創刊号
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●●● コソコソすべき時 ●●●
まったく赤面する。
「あなたは私の親友よ。あなただけには何でも話せるわ。」
なんて言葉が書いてあるのだ、自分の日記帳に。
年末の大掃除で、昔の日記帳を見つけた。
鍵の付いた分厚いノート。小学校5年生の時に買ってもらったものだ。
その時の気持ちは、今でもハッキリと覚えている。
家に持ち帰るなりさっそく机に向かい、コッソリとページをめくると、
妙なくらい心臓がドキドキ鳴った。
新しい小説のページをめくる時より、もっともっとワクワクする気分。
ここに何を書こう、
この先どんな事が記されていくんだろう……。
そう思いながら書いた言葉が、“あなたは私の親友よ〜”なのだった。
友達いないの?……と思わずツッコミたくなる。どうしたことか。
結局、この日記帳は“お悩みノート”みたいになっていった。
誰にも言えない心の内を、ひと晩に何十ページもぶちまけた。
悩みを書きなぐっただけのノートだが、今になって読み返してみると、
これがまた立派なドキュメンタリーに仕上がっているではないか。
めちゃくちゃな文章だけれども、そんなことどうでもいい。
胸にジンと響くような、私にとってはずいぶん奥の深い自分の物語がそこにあった。
自分について何か書こうとしても、いったい何から書けばいいのかと迷う。
なぜ迷うのか。
それはたぶん、“見せる文章”を書こうとするからだ。
上手く書こう、いいものを書こうなどという目標をわずかでも持ってしまえば、
頭は一瞬にしてコチッと固まる。
ましてや「売れるモノを書こう」なんて欲を出した日にゃあ、
ノートを開いただけで気が重くなる。
見せる文章なんか、誰かに見せる事が決定した時に考えればいい。
本当の自分の心を書きたいならば、まずは頑丈な金庫か隠し棚でも用意して、
絶対に誰にも見せないゾ!という心の準備をするべきだ。
ただ自分が書きたいから、自分のためだけに書く。
書きたい時に、ぼちぼちと。
何か悩みがあるなら、なおさら言葉があふれ出るだろう。
それを淡々と続けているうち、自分の心のほどき方がだんだんわかってくる。
そしてふと気付いた時には、深い深い自分の物語が書き上がっているハズである。
貴方もぜひ、ノートをコッソリ開いて、
「あなただけには何でも話せるわ。」なんていう、
こっぱずかしい言葉を書いてみて欲しい。
きっと本当に、アレコレ話したくなってくるに違いないから。
Ri.
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初めまして、湧月(ゆうづき)りろです。
このメルマガにお申し込みいただき、心から感謝いたします。
創刊号ということで、「エッセイのススメ」みたいな事を書いてみましたが、
決してエッセイ講座マガジンではございません。
そんなお堅いモノは目指してませんので、どうぞお気楽にお付き合いくださいませ。
このメールが届いた時、「ああそうだ〜私も何か書こうっと!」な〜んて思い出して、
貴方もノートを開いていただけたらいいな、と思っています。
そして貴方が日記やエッセイを書かれる時、
このマガジンが何かのヒントになれば幸いです。
毎週日曜日の夜6時頃、皆さまにメールをお届けしていく予定です。
こうして貴方に出会えたのも、きっと何かの縁。大切にしたいと思います。
どうぞこれから末永く、よろしくお願いいたします!
by 湧月りろ
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