〃〃〃〃〃〃〃‥〜☆‥☆‥☆〜‥〃〃〃〃〃〃〃

創作への本能的情熱

〃〃〃〃〃〃〃‥〜☆‥☆‥☆〜‥〃〃〃〃〃〃〃



● ワタクシ湧月りろの本能的創作とはいったい何なのかについて ●



いやぁ〜エラソーなこと言うてますけどねえ、何でもよろしいねん、何でも。
作るもん自体は、ほんまに何でもええんですわ。
て言うかねえ、これでないとアカンて言うてしまうことがあきまへんにゃわ。
私の場合は、ですよ。あくまでも。
何にもないとこから始めんことには、ほんまに自分のもんが作れしまへん。
そう思てます、いやホンマ。

なんかオッチャンみたいな喋りやな。


作るという行為には、その人の思考が必ず表れる。
どんなものが好きで、どんなこだわりを持って(あるいはこだわりを持たずに)、
どんな姿勢でどんなペースでどんなテンションで、
何を作りたいか。
もっと根本的に、作りたいか、作りたいなんて思わないか。

すべてはその人の思考による。


いや、ほんなら私はどないなんかっちゅーことですわ。
まあ簡単に言うたら、私はすごい“作りたい人間”なんですなあ。
もう作りとうて作りとうて、身体がブルブル震えてくるぐらいでっせ。
ほんで昔ブルちゃんとかいうアダ名つけられたんやろか。
カバとか呼ばれたこともあったなあ。
アンタら、ええかげんにしいや。

ああそんな話はええねんて。
ほんで、何でカバかっちゅーと……ちゃうわ、
何で作りたい人間になったんかっちゅーと、
やっぱり幼い頃からの環境に他ならんね。

もちろん、いろいろ複合的な影響があるんやと思うけど、
ちっちゃい時の周囲の影響はやっぱりスゴイで。
遺伝子に刻み込まれてるような部分もありそうやけどなあ、
周りの人をよう見たら。


家族で、あるレストランにランチを食べに行った。
ステーキハウスだったのだが、
サラダにかかっているオリジナルドレッシングがやたら美味しかった。
それはまさに、そのレストラン自慢のドレッシングで、
かなり複雑な味なのだが、
野菜をどんどん食べたくなる魔力を持っていた。

会計レジに向かうと、その横で例のドレッシングが販売されていた。
私は手に取り、原材料名を見た。
「ピーナツ、レモン、醤油、なんじゃかんじゃもんじゃ……」
変わったものではないが、すごい数の材料が書かれていた。
「へえ〜なんか一杯入ってるなあ」

感心しながら私は言った。
「これ、買おうっか!」
同時に母が言った。
「これ、作ってみようっか!」

帰ってすぐ、母はピーナツをすり鉢ですり、
さまざまな材料を吟味して混ぜ合わせ、
複雑な作業をさも楽しそうに進めながら、よく似た液体を作り上げた。
さっそく夕食でサラダにかけてみた。

「うおおっ! うっまぁ〜!!」

レストランの味など、ピョイと超えるほどの美味しさだった。
この母のもとで育って良かったと思った。


ドレッシングなんか安いもんやがな〜買うたらええがな〜ケチらんとぉ〜。
そういう言い分も正しいですわ。
何でも買わんと作りなはれ、て言うてんのちゃいますねん。
私と発想が違いますやろ、発想が。
ここですねん。

つまりは、作ろうとするかどうかってとこですわ。
それと、ほんまに作るかどうかってのも重要ですわ。
この時、私は中学生になってたかなぁ……
コレ欲しいて思たら買う、そういう発想やったんやろねえ。

母親は研究心とか探求心をすんごい持ってる人やったさかいに、
買いとうないんと違ごうて、作りたかったんやと思いますねん。

作るってええなぁ〜思いましたわ私。
そりゃそうでっしゃろ?
レストランより美味しいもん出来たんやし。

ここでもし、出来たんが激マズやったらどうやったやろ。
やっぱり買うたら良かったのにィ〜て思たやろか。

たぶん、そんなことないと思いまっせ。
どんなもんが出来ようが、作る楽しさ、喜びっちゅーもんは変わりまへん。
作ろうとする気持ち、
それと、ホンマに作るという行動力、
それて、人間が生きる上でけっこう大事な事なんとちゃいますやろか。

そんなこと思て、いまだにいろいろ作ってますねん。
まあ作品の出来上がりは“激マズ”かもしれまへんけど。
いつか、もっと美味しい作品、作りたい思てます。


もっと幼い頃のこと、
そうやなあ〜倉庫一杯の童話を読破した……ていうと大げさすぎるなぁ、
スチール棚5台ほどの童話を読破した少女時代のこととか、
けっこう今の創作につながってるみたいやし、
書いてみたいなぁ思てます。
また読んだっとくりゃす。


2004.3.1.







・目次ページへ・







HOMEへ








SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送