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【7】   2001年 12月9日〜12月31日
       おせち料理の話、麩の話


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       常時更新、連続エッセイ

 人生、食べるが勝ち! 

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2001年 12月9日

12月なので、おせち料理のお話にしましょ。
おせち料理……ああ、これがないとお正月って気分が出ない。
みなさんのお宅では、どんな献立が並ぶだろうか?
地域によって、またそれぞれの家庭によって違う、
いろんなおせち料理の中身を、いつかぜひ知りたいと願っている。
さて、我が家のおせちを思い起こせば、
幼い頃から今までに、ちょっとずつ変遷してきたようだ。
「好き!」っていうモノの量が増え、人気の低いモノが消えていったり、
年末にたまたま仕入れられた好物を加えてみたり。
こうやって、どんどん家庭ごとの差が広がり、特色が出てきて面白くなる。
私が好きなのは、まず黒豆。
ここ京都では、黒豆といえば丹波産がいいとされている。
見るからに大粒で、煮るとさらにさらにプ〜ックリふくれあがる丹波産のぶどう豆。
シロップに漬け込めばなおいっそう甘みを含み、
皮に一筋のシワもなくツヤツヤで、見てるだけでも悦楽にひたれる。
そこに、栗のシロップ漬けをさいの目に切ったものを散らすと、
これまた見栄えも素晴らしく、豆の黒色がググッと引き立つ。
黒と黄色……この毒々しくもあり魅惑的な色合い。
あ〜…ゴックン…たまらんねぇ。
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2001年 12月10日

黒豆を煮る時って、けっこうドキドキする。
私はまだ黒豆煮の初心者で、今まで4、5回しかやったことがないから、まだ自信が持てない。
なぜか黒豆というヤツは、他のいろんな豆より炊き方が難しいと聞く。
ともすれば、皮にシワが寄ってしまって、
身が締まるというのか、黒豆独特のふんわり感がなくなる。
実際、このふんわり感があるかないかで、エライ違いだ。
「とっておきの一品」になるか、「どーでもいいグループ」に入るかってぐらい、差が出てしまう。
初めて自分一人で炊いた時は不安いっぱいで、
鍋のフタを開ける時には心臓がバックンバックン鳴った。
ソロ〜リとフタを持ち上げると、そこにはピッカリ光った黒豆が。
ホッ!……もひとつホッ!!
思わず鍋に顔を突っ込んで、ニ〜ンマ〜リ。
まぁこれは、恐るべき黒豆煮への挑戦にあたって、
あらかじめ母に「こうやったらぜったい失敗しいひんえ」というやり方を聞き、
いつになくマジメに作ったので、失敗しなかっただけだ。
しかし、これだけドキドキさせてくれた黒豆だけあって、
一粒食べる度に「ああ〜うまく炊けてワタシャ満足だぁ〜」としみじみ出来る。
その満足感で、なぁんとなく幸福感を味わえる。
やっぱりお正月には欠かせない、幸せの黒豆。
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2001年 12月13日

料理が楽しい理由として、うまく出来た時の満足感がたまらない、というのがある。
なんでもそうだけど、何かを作れば、出来上がった時にそれなりの充実感を得られる。
何を作ろうかと考える楽しみ、やってる最中の作業の面白さなど、
料理の魅力にもいろいろあるけど、
すぐに結果が出ることも魅力のひとつだと思う。
そしてなにより、結果がとてもわかりやすいのがいい。
イメージした形に出来上がったかどうか、美味しいかどうか。
すぐわかる。
黒豆にシワが寄らなかったことに胸を躍らせ、食べてそのふんわり感に感激するひと時。
もし失敗したなら、次はどうやるべきかなぁ〜とアレコレ考えを巡らせるひと時になる。
これもまた楽しみ。
毎日、料理を作る度にこんな充実感や楽しみを味わえるなんて、スバラシイと思いませんか?
たいしたことではないけれど、
こういう小さな幸せの積み重ねは、日々の生活を華やかにしてくれる。
忙しくてそれどころじゃぁない、とおっしゃる方もおられよう。
ほんとは、世の中がそこまで忙しい人を作り出さないように、
誰もが日々の華やぎを感じられるようになればいいなぁ、と思う。
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2001年 12月14日

昨日、麩づくし料理を食べに行ってきた。
期待以上においしかった〜。
それに、想像以上にお腹がふくれた〜。
梅生麩も買ってきたので、冷凍しておいておせち料理に使おうっと。
なぜ麩づくし料理を食べに行ったかというと、
このあいだ、焼麩を生まれて初めて「おいしい〜なぁ」と感じたからだ。
それまでの私は、生麩は大好きだが、焼麩はまぁ好きな部類に入るか入らんか、という程度だった。
しかし先日、とある老舗の麩、中でも見るからにキメの細かい焼麩を買って、
お味噌汁に入れたら、これがウマイ!
プルンッ!と柔らかく弾けるようなちぎれ方、妙なほどツルリンッ!とした喉ごし。
なんというのだろう…「ジュワ」ではなく、あくまでも「プルンッ!ツルンッ!」に徹しているのだ。
そもそも焼麩はよく噛んで味わうようなものではないので、
食感の魅力で勝負せねばならない。
前にこの店の麩作り職人がテレビで紹介されていた時、
「そこまでがんばらなアカンもんかいなぁ……?」と、頬杖つきながらのんびり眺めていたのだが、
いやぁ参った。やっぱりあれだけ練って練って練りに練ってこそ、この食感が生まれるのものぞ。
実感……。
ま、そんなわけで、買いに行くついでに食べてきたのである。
とりわけ印象に残った一品が、焼麩の酢の物だ。
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2001年 12月15日

焼き麩が酢の物に使えるとは、私のイメージにはまったくなかった。
作り方は推測だけども、
水で戻した焼麩を1ミリほどの薄さにスライス(うまく出来るのかな?)し、
よく絞っておき、
塩をした薄切りキュウリと、戻しておいた薄切り干しシイタケと一緒に、合わせ酢で和える。
最後にすり胡麻をたっぷりかけて、出来上がり。カンタン!
これがねぇ、焼麩のふんわりと、キュウリのシャクシャクが相まって、イケますねん。
さっぱりしてて。
でもたぶん、キメの荒いタイプの焼麩はあんまり似合わないかな、と思う。
酢を含みすぎてベチャッとなると、食感がイマイチかも知れない。
皆さんも試してみてくださいね。
お正月にピッタリだなぁ〜と思ったのが、ヨモギ麩(生麩)の白みそ仕立て。
トロリとした白みそのお汁に、ヨモギ麩を浮かせて、カラシをチョンとのせたものだが、
清楚なお雑煮といった風情だった。
私、白みそ雑煮が大好きなものでね〜。
さて、おせちの続きだが、
ほかに好物といえば、きんとん。
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2001年 12月17日

なぜかずっと以前から私は「きんとん作り係」だった。
気が向くと、サツマイモをキッチリと裏ごしするのだが、これが大変!
時間はかかるし、力も必要だ。
きんとんはたっぷり食べたいので、何本ものサツマイモを裏ごしする。
母がレンコンを薄く切って酢漬けにしている間も、
ゴボウを胡麻で和えている間も、
大根を菊の花のように飾り切りしている間も、
私はひたすらイモをしゃもじで網に擦りつけ続ける。
父が玄関にバシャバシャと水を掛けて磨いている間も、
電気のカサを拭いている間も、
兄が部屋に掃除機をかけている間も、
必死にイモを裏ごしし続ける。
なんだか一生懸命なわりには、役立たずな私だ。
最近はだんだん手抜きになって、
電子レンジでブーンと回しては、ボールの中でグチャグチャとつぶす繰り返し。
最後の練りの作業のみ、めっぽう気合いが入る。
ツブツブきんとんもなかなかイケるわよ〜ん。
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2001年 12月18日

裏ごしにこれほど時間がかかるのは、ひとつにイモの種類による。
京都府城陽市の特産品「寺田イモ」を使うからだ。
きんとんにはこれがいいってワケではない。
親戚がいて、大抵この時期いただくので、使わせてもらっているのだ。
砂地で作られる寺田イモ、まるで栗のようにポクポクした美味しさが特長なのだが、
ネッチリ感が求められるきんとんには、どちらかというと不向き。
しかも、キメがすんごく細かくて、ギュッと中身が詰まったような感じのイモなのだ。
だから、裏ごしはやりにくいよぉ〜。
フードプロセッサーを使えばいいのよね〜。
ま、それはいいとして、
きんとんって甘ったるくてもうひとつ……とお思いの方、
レモンきんとんならいかがですか?
レモン果汁を混ぜ込むだけ!
私が気に入っているのは、抹茶きんとん。
以下は私の作り方ですが、ご参考まで。
きんとんの半量を別の器にとり、抹茶を混ぜる。
粉のままでもいいが、ちょっと水で溶くとよりきれいに混ざる。
そして、ラップに2色のきんとんを半々にのせ、
コロンとひと口サイズに丸めて、茶巾搾りにする。
ラップから出して、真ん中に栗のかけらをチョコンとのせて出来上がり。
おせちのいい彩りにもなりますよね。
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2001年 12月19日

おせち料理を作るのって、料理をあまりやったことない人にとっては大層に思えるだろう。
私もその一人だった。
初めてひとりで全部作ろうとした時は、なんだか大変な挑戦のような気がした。
しかしやってみると、アラま簡単!
一品一品がすぐ出来上がってくれるので、作業がどんどん進んで気分がいい。
(きんとんの裏ごしを除いてね……。)
出来上がった時の満足感も格別だ。
なんせ、お重に詰めた時点での「完成したぞー!」って気分の、盛り上がること!
そのうえ、「我が家のおせち、全部私が作ったのよ〜」って言うと、
よっぽど料理がデキル人みたいに聞こえる(!)。
だいたい決まった献立なので、組み合わせや栄養面などあまり考えなくていいし、
保存がどうとか、アツアツを食べるための調理順とかも考える必要ナシ。
これはもう、料理入門にピッタリだ〜!
そもそもおせち料理というものは、お正月を過ごすための常備おかず、みたいなモンで、
年末のクソ忙しい時に手の込んだ料理なんか作ってられるかい!っていうのが基本姿勢である。
だから簡単でなければ困るのだ。
今年は海外旅行を自粛しているせいで、おせち料理の売り上げが倍増しているらしい。
「お正月はハワイ!」ってな方々が、自宅で過ごす影響だそうだ。
買うのもいいけど、チョチョイッと作れてなおゴージャスな手作りおせち、
家族みんなで、はたまた友達同士なんかで作ってみては?
これから料理を始めようかな〜という方、まずはおせちがいいですよ〜!
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2001年 12月20日

さて、もうひとかたお正月の大スター、お雑煮さんの登場といきましょう。
お雑煮の地方性はさまざま語られてきたが、
未だにどこがどないなってんのか、よくわからない。
「お雑煮」というひとつの名で呼ばれていながら、
これほど各地、各家庭で違う料理も珍しい。
調べようと思えば、全国の家庭すべてにアンケートを配らねばならないのではないか。
ムリだ……。
とにかくウチの場合を挙げてみると、
まず、京都の一般的な雑煮「白味噌雑煮」はやはり欠かせない。
ドロ〜ッとするほど濃い汁に、具は大根と里芋のスライス。
餅は丸餅をコロリと入れる。
椀に取り分けたら、カツオ節を真ん中に盛り上げて、踊る様子を楽しむ。
本来の京都の雑煮は、小芋ではなくかしら芋を使うのが決まりだ。
これには「皆のカシラになれるよう」という願いが込められおり、
そのため切り刻んではいけない。
しかし、あのデ〜ッカイ芋を丸ごと入れてしまうなんて無謀だ。
椀の中身が、芋一個で満杯なんて!
いくら縁起ものといえども、これ一杯で満腹になるのはねぇ……。
せっかくのおせち料理がなーんにも食べられなくなるので、
わたしゃ人の頭にならんでもええわいな、と言いながら小芋を入れている。
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2001年 12月21日

大根も、雑煮大根と呼ばれる、細くて短い小柄なものを使う。
大根は完全に透明になるまで炊き、芋もトロンと角が取れるまで炊くのが私は好き。
肉や魚などのタンパク質系は一切入れない。
私はこのシンプルな具が好みだが、人によっては人参や鶏肉などを入れるらしい。
ウチの場合は、三が日のあいだに必ず二種のお雑煮をする習慣になっている。
もうひとつは、すまし系のお雑煮だ。
父が東京生まれということもあるが、白味噌雑煮はコッテリするので、
気分を変えてすまし系雑煮でサラリといきたくなるというのもある。
サラリといくために、こちらも具はかなりシンプル。
ほうれん草、シイタケ、カマボコだけ。
餅は角餅を焼いてから入れる。
ただし、すまし雑煮の場合は、角餅がなければ丸餅で代用するが、
白味噌雑煮には絶対に角餅を使いたくない。
たいした理由はない、単なる気のものだが、そこは譲れないのだ。
白味噌雑煮は、あくまでも丸い丸い味わいなのである。
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2001年 12月23日

昨日は冬至でしたね〜。
最近、あまりにも日の暮れが早くてイヤになっていたが、
またこれから、だんだん昼間が長くなると思うとワクワクする。
昨日、昼頃になって「わわ!今日は冬至やんか」と思いつき、
急遽、カボチャを買ってきて炊いた。
たまには昔ながらの風習を見習うのもいいかな、と思って、
なんやかんやと実行してみたりしている。
しかし柚子風呂用の柚子を買い忘れてしまい、「みかん風呂でもいいっかぁ〜」
と思ったら知らぬ間に家の者がみかんを食べ尽くしていて、
仕方なく「グレープフルーツ風呂」(しかも入浴剤)になってしまった。
色も形も似てるしぃ〜……って、そういうもんかい?
まぁいいや。
健康を祈って食べたり飲んだりするものはさまざまある。
お正月につきものの“お屠蘇”も、そんな代表選手だ。
邪気を払い、長寿を願って飲む祝い酒。
あの独特の、薬クサ〜イ芳香がなんとも効きそうなのである。
いつもは屠蘇散がオマケにくっついているみりんを買うのだが、
今年は貴船神社の屠蘇散を入手!
なんとなく験が良さそうでしょ♪
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2001年 12月24日

紅葉の頃、鞍馬神社から貴船神社へ抜けるハイキングに行った。
これがなかなか良いコースなのだ。
ローカル気分あふれる単線の叡山電鉄、略して“エイデン”で鞍馬駅まで行き、
ケーブルを使わずに徒歩でえっちらおっちら山を登る。
「鞍馬の火祭り」で知られる由岐神社をはじめ、
牛若丸…のちの源義経が鞍馬天狗に剣術を教わったといわれる修業跡、
木の根がゴリゴリうねうねと盛り上がった木の根道など、
途中の見どころも多くて飽きない。
ハイヒールや革靴では到底ムリだが、登山と呼ぶほどの気合いは要しないので、
日頃の運動不足解消&フェトンチット吸引対策にピッタリ!
手作り弁当なんぞを持って行ったりして、デートやファミリーで楽しめるちょうど良さだ。
3時間ほど山道を歩き続け、パッと視界が開けたら貴船に到着。
そこで見つけたのが、かの屠蘇散である。
200円をチャリンと箱に入れて、おひとつ頂戴してきた。
後日スーパーで、どう見ても同じ品を98円で見つけ「アリャ」と思ったが、
まぁ、ご祈祷料であろうからして、良しとしよう。
来年の元旦、このお屠蘇を口にふくめば、
ハイキングのあの爽快な気分が蘇ってくるかしら、と今から期待している。
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2001年 12月27日

年末ほど日が早く経つことはない。
ほんとに忙しないものですね〜!
そろそろ年末の買い出しに行かねばならないゾ。
しかし、年末の買い物は楽しい。
スーパーにも、普段はまったく見慣れないような品が並ぶもんだから、見るだけでも飽きない。
例えば、前述したような「雑煮大根」なんてものは、この時期しか見たことがないのだが、
今に合わせて、ちょっとだけしか作られないのだろうか?
逆に、以前はこの時期しか見なかったのに、最近は妙になじみ深くなったものもある。
金時人参がそうだ。
京野菜ブームのせいだろうか? 生産が急に増えたのかも知れない。
この時期だけ、極端に値上がりするものといえば、蒲鉾。
祝い蒲鉾の、高いことといったら!一本で千円札がヒラ〜っと飛んでいく。
紅白の、いつもなら確か198円で売ってるものでさえ、
なぜか5、600円ぐらいはする。
松の模様でも入っていたら、それだけで980円〜1280円ってな感じ!!
まあ、特別な模様を入れるのは、けっこう手間がかかるのかも知れないが。
とにかく、明日は買い出しに行くつもりだ。
なにか特別な、楽しい買い物ができるのを祈って……。
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2001年 12月30日

なんか知らんが忙しい、年末ってやつは……。
いつもは年末年始に限って仕事が入り、
しかも「仕事始めの日までに原稿を仕上げておいてね〜」などと、
酷な事をサラリと言われてしまう(つまり正月中ずーっと仕事しろ!というのである)
…というのがパターンなのだが、今年は珍しく難を逃れた。
おかげで、忙しくとも心は平穏ナリ……な年末年始を送れそうだ。
てなワケで、さっそく正月支度の買い出しに行って来たのだった。
しかしまぁ、物が高い!
わかっちゃぁいたけど、いざ買い物に行くとやっぱりなあ…とため息。
たとえ値段が高くても、普段はあまり売ってないものなら
「まぁ仕方ないかぁ…」と諦めて買ってしまえども、
いつもとまったく同じ品なのに、今だけ高くなっているものなんて、
まったく買う気を喪失する。
イクラなんか、すごく高かったぞ。なんなんだアレはっ!!
需要が増えすぎて、希少価値がついてしまうのか。
最近はスーパーも無休で営業してるから、買い込む必要もないが、
おせち料理に使いたい食材だけは買わざるを得ないし……。
ま、そんなこんなで買い物も済ませたし、
あとは明日の大晦日に“料理納め”のごとく、おせち作りに励むとしよう。
ちなみに、今年の我が家の年越しソバは、キムチ鍋ソバ(?)に決定!
エビなどのタンパク質と共に漬け込まれた、
本場韓国仕様のこってりキムチをたっぷり買い込んであるのだ!
キムチの魅力にすっかり取り憑かれたまま、一年を終えようとしている私なのであった。
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2001年 12月31日

つ、ついに今年も終わる……なんて発言はもう遅い。
じつはもう年が明けておりますです、ハイ。
おせちを作っているとつい必死になり、
6時間ものあいだ、キッチンを舞台に格闘してしまった。
おかげで、我が家のキッチンは大乱闘の後のようにグチャグチャだ。
あーあ、大掃除の予定はどこへ行った……と嘆きつつ、
なんとか準備段階までは終了〜!と時計を見れば、なんと11時55分ではないか!
うわっ!!大変だ〜。
とりあえず、除夜の鐘が鳴る瞬間には酒を飲まねばイカン!(なんでやねん…?)
そそくさと3分で赤ワインをグラスに注ぎ、
テレビから聞こえるゴォォォ〜〜ンという音とともに、なんとか乾杯することができた。
皆さん、明けましておめでとうございまーす!!

〜今年の感想&お礼〜

思えば、今年もいろんな事がありました。
私にとっては、このコーナーを始めたことも大変重大な出来事です。
こんな好き勝手なことばっかり書いて、誰一人このページに来てくれないかもなぁ……と、
最初はホントにホントに、すごく不安だったんです。
それが、掲示板などでここの話題に触れてくださったり、
いろんな事を教えてくださる方々に出会えて、どんなに嬉しかったか知れません!
この世に、私の文章を読んでくださる方が存在すると思うだけで、
おおげさな言い方で笑えるけど、生きてる喜びを感じると言っても過言ではありません。
本当に、私のつたないページにおつきあいくださった皆さま、ありがとうございます。
心から感謝しています。
そして2002年も、どうか呆れずにお付き合いくださいませ!
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