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【8】    2002年 1月1日〜1月19日
     お正月、パスタ、ニンニク、ハーブ、ハーブ栽培、鷹の爪の話

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       常時更新、連続エッセイ

 人生、食べるが勝ち! 

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2002年 1月1日

えー、昨日も書きましたが改めて……。
新年、あけましておめでとうございます。
みなさま〜今年もどうか、ワタクシのたわいない食べ物話に、
お付き合いのほどよろしくお願い致します。

さて、年も明けたのに、またおせちの話で恐縮だが、
この話題の締めくくりとして、今年のおせち報告をしておかねば!
たいした献立は作らなかったのだが、
今年ちょっと予算を張り込んだものといえば、白味噌。
京都では味噌の老舗として知られる店で、
この時期だけの限定品(こういうのにけっこう弱い…)、大吟醸味噌を購入した。
むろん、それなりのお値段でございましたわ。
しかし、フタを開けた瞬間、値段のことなどどっかへ吹っ飛んだのである。
ふんわりと漂ってきたのは、甘口の日本酒を思わせる芳しさ…。
んん〜、なんとも心地いい匂いだ。
熟成しすぎず、若々しい香り。
しかしその奥に、まろやかなコクを想像させるような、まったりした甘い香りを含んでいる。
胸をときめかせながら、元日の今日に初使いした。
香りがいいせいだろう、いつもより味噌を少な目にしてちょうど良い。
こころなしか、汁のキメが細かいように思える。
とろみがなめらかで、おだやかなのだ。
んーなんというのだろうか……ヘンな言い方だが、
小麦粉でつけた“濁り系”とろみと、葛でつけた“透明系とろみ”の違いのような感じなのである。
白味噌自体に透明感があり、すべるような“口心地”で私の心を虜にしてくれた。
やっぱり味噌ひとつで変わるもんだなぁ…と、改めて実感したお正月でありました。
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2002年 1月4日

はりきって更新するつもりが、サーバが気絶したまんまで復活の気配ナシ……。
こうなればサッサと引っ越しだ!……ということで、
いきなり更新が滞ってしまったことをお詫びいたします。

年始にはまず、今年の目標を立てるべし!…というのが世の常人の常。
では私はですね、えっと…そうだ!
このコーナーを“ですます調”にしてみましょう。
…って、こんなん目標とは言わへん??
ちょっと気分転換になるかな、と思いまして。

さて、じつはちゃんと大きな目標を立てました。
今年は私、全国各地の郷土料理を勉強してみたいと考えています。
ひゃ〜っ!なんてマジメな目標〜。
前からずーっと、いろんな地方独自の文化…
例えば方言や、人との関わり方などの違いなどに興味深々だったんですが、
なにより興味をひかれるのは、やっぱり“食”の文化であります。
でも、どうやって勉強したらいいのか、それが大問題……。
どんなふうに進行するかまだ何もわかりませんが、
おいおい、ここで報告なんかも出来れば、と思っています。
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2002年 1月5日

みなさん、初夢はどんなんでしたか?
私はですね、「この初夢、けっこう面白かったよなぁ」と言いながら、
パソコンにその内容を懸命に打ち込んで、プリントアウトしようとしていた夢でした。
で、内容はわからん……。な〜んのこっちゃ。
私は夢がとても好きで、すごくたくさん夢を見ます。
というか、誰でも夢はたくさん見ているハズなのですが、
私はとっても意識しているため、内容を覚えているというだけだと思います。
それと、朝に「起きよう」と思いながらウツラウツラ寝ていることが多いので、
その間にスゴイ勢いで夢を見ているらしいのです。
でも不思議なことに、この食いしん坊な私が、
「食べる」夢はそんなに見ないんですねぇ。
なんでやろ?
おなかを減らしたまま寝るので、見そうなもんなんですけど…。
みなさんは、食べる夢って見ますか?
その時、おいしいと感じますか?満腹感は??
私は…どうなんだろう?
今から寝るので、食べることばっかり考えて寝てみます。
どんな夢を見たかは、明日のお楽しみということで。
では、おやすみなさ〜い!
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2002年 1月6日

見ました、見ました。「食べる」夢。
あれだけ念じた甲斐あって、見事に出てきましたよー。
何が登場したかと言いますとですね…ビッグサイズのカマンベールチーズ。
それがなぜか、真ん中がぽっこり凹んでて、
そこにデッカイ“梅干し”がトッピングされているという……。
(どういう発想???)
ヨーロッパのとある片田舎で昔からこういう食べ方をするんだ、などというウンチク付き。
さっそく食べてみますと、とぉーってもミスマッチでした。
まぁ夢の中の話ですから、
実際にやってみれば案外イケる……かどうかは知りません。
じつは寝る寸前に、「ケーキかラーメンの夢を見るゾ!」と念じておいたのです。
それがなぜだか、梅干しチーズ。
ハァ、人間って複雑だ……。
チーズ話のついでに、私のお気に入りをひとつ挙げておきましょう。
それは、チーズしょうゆ餅。
この時期、お餅が余った〜などとお嘆きの方々、ぜひお試しアレ!
作り方はカンタン。
小皿に餅をのせ、餅の上にしょうゆをたらして電子レンジで加熱します。
餅の下側が柔らかくなり出したら(20〜30秒ぐらい)、
餅を裏返して、スライスチーズを一枚、餅を覆い隠すようにのせて、
再びレンジで加熱。
プーッと膨らんできたら出来上がり!
しょうゆの代わりに、ピザソースでやっても美味しいですよ〜ん。
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2002年 1月7日

今日は七草粥の日ですね。
最近はどこのスーパーでも「七草セット」なるものが大々的に売られておりまして、
私もしっかり買いました。
本当は野に生えているような身近な草ばかりなんだし、
摘んでくればなお味わい深いのかもしれませんが、あいにく我が家の辺りには「野」がありません。
もっぱらの住宅街で、草なんぞ滅多に生えておりませんです。
京野菜の「九条ネギ」畑が一角だけあるんですが、今やその畑さえ場違いな感じです。
昔はやっぱり摘んできて食べたのかなぁ…と思うと、
情緒のなさを痛感してしまいますね。
ま、それはそうと、
七草粥は、お正月に暴飲暴食して疲れた胃を癒す……ためなんですよねー。
ウチでももちろん、ヘルシーな純和食メニューにしました。
七草粥に、黒豆納豆、お揚げと白菜の味噌汁、いんげん豆の黒胡麻和え、
それと残り物のおからの煮物。
ね!ヘルシーでしょ!!
それとねぇ……、アップルパイ。
それも、デ〜ッカーイの……。
「お粥だったらカロリー低いし、すぐお腹減りそうやし、デザート付きにしよ〜」などと、
ついアップルパイをワンホール焼いてしまいました。
ああ、癒されない我が胃……。
だから太るんだってばぁ〜。
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2002年 1月8日

7日過ぎれば、お正月気分もどこへやら。
食っちゃ寝ぇ〜の生活はスッパリ辞める、と決意!
私のお腹が鏡餅になりそう〜。
さてこんな時、何が食べたいかって言いますと、パスタ。
私はパスタが大・大好きなんです。
一カ月ずーっとパスタが続いても大丈夫。イタリア人になれそう?
今ハマッているパスタはですね……スタンダードなスパゲッティで、特にもちもち感のあるもの。
コシがあって、なおモチモチ。
そんな食感が、ん〜なんともたまりません。
先日、某百貨店のイタリア展に行った時に買った、天日干しパスタは素晴らしかった!
いつもの安売りで買うパスタに、ゼロを一個足したような値段でしたが……。
でもでも、価値アリ!でした。
ソースが絡みつくようなモッチリ感を持ちながら、中身は存在感を強く主張するようなコシ。
これぞ求めていた食感!と、思わずう〜っとり……。
天日で干すことで、こんなに違うんでしょうか?
某CMではありませんが、やっぱりコシがないのはイケませんね。
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2002年 1月9日

なので私の場合、ゆで時間もけっこう短い方です。
12分と表記されているものなら、だいたい9分ほどでザルにあげます。
冷製ならもうちょっとゆでますが。
友人達とスパゲティを作ったある時、ある男性がゆでてくれたスパゲティには参りました。
「あのー…そろそろいいのでは?」と私が言っても聞いてはもらえず、
「いいーや、まだカタイって!」…「芯があって全然ダメ!」…「アカン!まだ出来てへん」
……などと言い続けて数十分、
表記されたゆで時間をはるかに超えても、男性はまだまだ延々ゆで続けるのです。
どうなることやらと横で眺めておりましたら、
みごとな“イタリア風うどん”が出来上がってまいりました。
いや、これじゃうどんに失礼だわ。
ふやけて真っ白けで、ブヨブヨふにゃんふにゃんの物体なんですから……。
--これ、ほんとにスパゲティか……?--と首を傾げる私の横で、
当人は「うん!!やっぱりこれぐらい“柔らかく”ないとな。うまく仕上がったぁ〜」と満足げに
ズルズルゥ〜〜〜っと食べてらっしゃいました。
ま、人の好みはそれぞれなのでいいんですが、
少なくともこの人とは結婚できひんな、と確信した私でした。
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2002年 1月10日

思えば昔は、スパゲティを茹で上げててから水洗いしていたものでした。
当時は「ナポリタン」が主流で、
具にはウインナーとかが入っていたりして、ケチャップ味だったりしましたよね。
ナポリの人が知ったら、何て思われるだろう……。
喫茶店のランチなんかに、いかにも朝に茹でておいたらしい、
この「ナポリタン」が添え物として付いてくるわけです。
今となっては、それいつの話やねん??って感じですが、
そんなに前の事やないんよねぇ、これが。
今でもたま〜〜に、茹で上げ後2時間ぐらいのナポリタンに出合うことがありますが、
いや、ほんとにごく稀にですけどね、
あれは店の信頼を損ねるので、やめた方がいいと思いますねー。
少なくとも、私ならそういう店には行きたくないなぁ。
自分の好きなモノが美味しいかどうかって、
どうしても、その店の判断基準になってしまいませんか。
私の場合、パスタはかなり基準になってるなぁ。
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2002年 1月11日

ところでペンネを食べる時、みなさん何で食べます?
あれを、フォークで食べるのは至難の業です。
一個ずつ突き刺してたら、ランチを食べ終わる頃には日が暮れてます。
スプーンで食べようと思えば、何かを使ってスプーンに乗せなければいけません。
面倒……。
いったいどうすればいいのだ?
そう、お箸が一番です。
お箸は便利ですよね。汁物をすくう以外ならだいたいイケますよね。
私は“箸派”で、
スパゲティを食べる時も、お箸があれば断然、お箸です。
フォークでクルクル巻くと、せっかく絡んだソースが渦巻き中に締め出しをくらって、
搾り落とされてしまいませんか?
それがお箸ですと、麺の両側からソースごとガバッと掴んで、
一瞬にして口まで運べるんですから逃しません。たいしたもんです。
「そんなの、マナー悪いじゃぁござ〜ませんこと?」と言われるでしょうか。
そりゃあ、ガバッ、バクッ、歯でブチブチンッ!とやったら、ちょっと感じ悪いですけど、
ガバッ、パク、パク、ツルン、ぐらいだったらOKではないでしょうか。
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2002年 1月12日

話が逸れますが、サラダを食べる時も断然、お箸がいいですよね〜。
とくに、キャベツの千切りや、大きく切ったレタスなんかの場合。
サラダにはフォーク、という取り合わせが多いですが、
キャベツの千切りなんてうまくすくえないし、
グサグサ刺したところで、そんなに効率良く食べられません。
お箸なら、ムギュッと掴んでひと固まりにして、小さなお口でいただけます。
レタスのデカイのなんか、ヘタにフォークで口に運ぼうとすると、
威勢良くピンコピンコ跳ねてドレッシングが襟元に飛んできて「ギャー」です。
そのうえ、レタスの尖ったところから口の中へうまく収納しようと思っても、
ちょっとした出っ張りが口の端に引っ掛かったりした日にゃぁアンタ、
まずそのレタスの先端を前歯で押さえておいて、
一度フォークを抜いて、出っ張りの部分をキュッと口の中へ押し込んでから、
またまた全体を口へと納めにかからねばなりません。
ああ、なんともみっともない仕草!
お箸なら、お布団みたいにレタスをたたんでから掴めばいいし、
初めからうまく縦向きに口の中へと運べるので、小さなお口でいただけます。
それに、レタスの中にキャベツの千切りとベーコンをくるんで、
巻いて食べることだって、お箸ならチョチョイノチョイです。
フォーク一本でこの形をとるのは、どんなに困難か!
べつに私、フォークを非難しようって気ではないし、
お箸推進委員会会員でもないんですけどね。
素直な感想を述べたまでです。
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2002年 1月13日

パスタの話題をここに書いているからではないんですが、
ここんとこ本当に毎日毎日毎日パスタを食べております。
なんなんでしょう、このクセになる感覚。
とくに、ニンニク系ソースなどは無性に身体が欲する瞬間がありますね。
たぁ〜っぷりのニンニク、オリーブオイルの中でフツフツと踊る姿も楽しげに、
一気に匂い立った時のあの食欲の爆発は、あれはなんなんだぁっ!?
……ああ、ニンニク欲というものは、
非常にエスカレートしやすいのでございます。(ニン肉欲、ではありません)
しかし皮肉なことに、24時間以内に絶対に人に会わないと決定している時しか、
この高ぶる欲求を満たす行動はとれません。とる勇気が私にはありません。
残念ながら、というのか、幸いなことに、
誰にも会わない日、というのがあまりないのですね、これが。
私の仕事はどちらかというと「人と喋る仕事」ですし、
時間があいたらフィットネスクラブにも行って脂肪減らしに励まねばならんし、
通院してる歯医者さんに治療拒否されても困るし……。
私は凡人ですから、やっぱり友達はなくしたくないし、
恋人に5メートルぐらい幅を持たせて歩かれるのはショックです。
したがってこの欲求は、どこまでも不満のまま昇り続けるのであった。
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2002年 1月14日

ニンニク臭というヤツは、消そうとするから厄介なのです。
消す以外の手段、それは同化させること。
この手段を考える方がかなり簡単ではありませんか?
つまり、会う相手の人自身にも匂っていただくことです。
どうすればいいのか。
差し入れです。プレゼントです。
ニンニクたっぷりの一品を持参して、挨拶の前にまず一口おすすめするのです。
「ニンニク飴」とか、「ニンニクチョコ」とかあったら、食べてもらいやすいのにね。
…そうか、飴やチョコでなくても、スナック類ならありますよね…。
「〇〇ガーリック味」なんてのは、ごく一般的ですよねー。
ということは…決まった! 今後のニンニク対策。
まず、ガーリック味のスナック菓子を用意しておき、
「おっはよう〜」と言いながら、おもむろに袋をパッカリ開封する。
開口部を相手の鼻先にできる限り近づけながら、「まぁおひとつ…」と勧める。
そして自分も食べる。まるで「ニンニクの匂いはすべて、このお菓子のせい」と言わんばかりに。
よ〜し、これからは遠慮なくニンニクたっぷりパスタを食べてやるぅ〜。
ただし、歯医者さんに対しては活用できませんがね。
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2002年 1月15日

パスタに欠かせないものといえば、ハーブです。
ひとくちにハーブと言っても、数え切れないほどの種類がありますよね。
それだけで商業施設として成り立つ「ハーブ園」なんかがあるぐらいなんだから、
その種類の多さは語るまでもありません。
ハーブ園で、ひとつひとつ指で葉を挟んで香りを移し、クンクンと嗅いでみると、
それはそれは想像もしなかった芳しい香りがして、
思わず深呼吸してしまう……ことがあるかと思えば、
「ウゲェ〜ッ!」とお下品な声を発してしまうものもございますね。
あのけったいな香りは、いったい何なのでしょ?
なになに? 「ほっといてんか!ハーブの勝手やろ!!」って?
そりゃそうですね。クサいハーブさんゴメン。
ハーブを集めるのがなんとなく好きで、いろいろと買ってみるのですが、
中には何に使っていいものやら途方にくれるものもあります。
でもハーブって、並べておくだけでも楽しい気がしませんか?
私は、理科の実験で使うような試験管に入れて、
金製の試験管立てに立てて飾っています。
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2002年 1月17日

ところでハーブって、いわゆる“雑草”と呼ばれる類のものが多いんですよね、確か。
ハーブ園を回ってみると、見るからに雑草っぽいものがいっぱいあります。
自分で育ててみたら、なるほどと思いますね。
ミント系の苗をプランターにチョコンと植えておくと、
勝手にどんどん育って、すぐ葉っぱで満杯になります。
世話なんか全然いらないみたい。
冬にすべて枯れてしまったので、そのまま忘れて放っておいたら、
春にまた勝手に芽吹いて、もう繁ること繁ること!
あんまりたくましいので、私はすっかり存在を忘れていたほどです。
ある時、このたくましいミントの葉が、だんだん真ん中からハゲてきました。
おや?と思いながらも様子を見ていると、
そのうち丸いプランターの縁に沿って、ぐるっと円形に枝葉が並んでしまったのです。
まるで、天然のクリスマス・リースみたいに。
不審に思って、一度土を取り除いてみたら、
なんと根がグルングルン輪になって、プランターに張り付いているではありませんか!
きっとこの根は、伸びたくてたまらんのに場所が狭いもんで、
仕方なくプランターの縁に沿って、円形にどんどんどんどん、
何周も何周も伸び進んでいたんですね。
なんともけなげで、生命力に溢れた植物なんでしょう。
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2002年 1月18日

生命力に溢れて育てやすいものといえば、ピーマンやトウガラシ類もそうですよね。
とりあえずプランターに2、3本ほど苗を植えておけば、
水だけやって放っておいても、必ず数個は収穫できます。
中でも、面倒くさがり屋の私でも充分に育てられ、
また実用的な植物としてオススメなのが、鷹の爪。
たった一本の苗を小さなプランターに植えて、日当たりのいいところに置き、
水をジャンジャンやっておくだけで、夏から秋にかけて30本ほどは収穫できるんです。
これは楽ちんで、おトク。
そのうえ、真っ赤な実がどんどんなっていく姿がカワイイ。
観賞用としてもピッタリです。
もし初心者の方で、私のように面倒くさがりの方が何か育てようと思い立たれたなら、
ぜひとも鷹の爪からお入り下さいな。
なんといっても、実の実用性が高いので満足感が得られるんですよね〜。
一回収穫しておくと、その年はもう店で購入する必要はないのではないでしょうか。
苗一本につき30本採れる計算でいくと、
3、4本育てれば、鷹の爪が100本以上手に入るわけです。
よっぽど日常的にたくさん使う人でなければ、1、2年はもちますよね。
収穫後の取り扱いもカンタン! それはまた明日。
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2002年 1月19日

取り扱い方…なんていうほどのものではございませんが、
私がやっているのはですね、
まず、鷹の爪が真っ赤に熟し切るまでじっくり待ち、
鮮やかな赤になったところで、手でガクから外して収穫します。
実を水洗いしたら、ミカンの入っているようなネットに放り込んで、
冷蔵庫に入れておけば、大変キレイに乾燥できるんですよね〜。
実は毎日のように次々に熟してゆくので、
赤くなるたびに採って、ネットにどんどん放り込んでいくだけでOK。
いつのまにやらネットの中身は何十本にも膨れあがっていて、
とても嬉しくなってしまいます。
バジルなど葉ものハーブの乾燥はけっこう難しいけど、
この鷹の爪ってやつは、色も鮮やかなままで乾いてくれるし、
かわいいガラス瓶なんかにギッシリ詰めておくと、
この一年よくやったぁ〜!……って気になれますよー。
たいしたことしてないわりにはね。
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